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相手を思いやりながら自己主張できるアサーティブとは

素直に自分の言いたいことを表現できない、やりたくないことを頼まれてしまって断れないとか、周りの人の意見に合わせてしまうなど、誰でも人間関係の中で気疲れしてしまうことがあります。

 

自己主張はもしかしたらできているかもしれませんが、言いたいことを言う時に、相手を傷付けずに言うことが出来ていますか?

 

自己表現のひとつにアサーティブがあります。

より良い人間関係を築くための、自分も相手も大切にすることができる表現です。

 

これは、自分の考えや気持ちを上手に表現すると、お互いに嫌な思いをしなくても済み、コミュニケーションが円滑になるというコミュニケーション方法です。

例えば、あまり相手のことを考えずに発言したり、言葉数が少なかったりすると知らず知らずのうちに相手を攻撃してしまいます。

問題は性格ではない。

望んでいるコミュニケーションのスタンスと、実際に無意識に実行しているコミュニケーションが一致していないことに問題があることにあなたは気付いているでしょうか。

 

相手を攻撃してしまい、言いたいことが上手く言えないコミュニケーションは、行っていることと望んでいることとが一致していないから生じるのです。

 

自分は、内気だから言いたいことが言えないとか、自分は短気だからつい、相手に対して攻撃的になってしまったりせかしたりと性格に問題があると思っている人がたくさんいますが、これは性格が問題ではありません。

 

自分では自覚していない無意識のコミュニケーションパターンに流されて、不本意なコミュニケーションをしていることが問題なのです。

 

意識的に最適なコミュニケーションの方法を学んで、自分で望んでいるコミュニケーションスタイルをアサーティブコミュニケーションによって確立することができるのです。

相手の感情にも配慮できるようになる

コミュニケーションの方法を勉強するということは、自転車に乗るのを練習することと似ています。

何度も繰り返し条件を付けて覚えていけば、必ず望んでいるコミュニケーションの方法を確立することができます。

 

アサーティブは、ビジネスや私生活、生活全般におけるコミュニケーションに大いにいかせます。

そして、アサーティブによって、より多くのパワーと自信そして、勇気を持って自分の本来の人生の目的に向かって歩んでいくことが出来ます。

 

また、人と人が関わるということは、スピリチュアル的に成長する手がかりとなります。

誰か他の人と会ったり、大勢の人が集まったりする機会があれば、何か問題が発生することがあるかもしれせん。

そして、コミュニケーションの中で、アグレッシブになってしまう場合は、侵害されたような気持ちになった時、他人より自分の権利が上だと思っている状態です。

しかし、アサーティブは、自分の境界線、空間、権利、感情を尊重するとともに、他人の感情や境界線にも気を配ることができます。

自分の感情と向き合う重要性とは

攻撃性と受動性とは反対の性質を持ちます。

受動的であり続けることは、自分の感情さえも認めずに、全てにおいて他人の感情を重視してしまいます。

 

これは、人生全般を生きていくためには、有効ではありません。

うつ病や不安神経症といった身体的疾患を引き起こす可能性が自分の感情を見逃すことで起こり得るからです。

そして、確実に孤独感を人間関係で味わうことになります。

 

自分がどのように感じているか、自分の感情に向き合うことが誰も傷つけずに自己主張をするためには必要です。

そして、自分がどのように感じているのかを理解した時に初めて力と勇気を持つことができるのです。

このように、あらゆることの状況をひとつずつクリアーにしていくことがアサーティブでは重要なことです。

そして、心を閉ざさず常にオープンに人と接することで、お互いに本当の気持ちを話せるようにしていくことが出来るのです。

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