「シミ」。この言葉を聞いて、良いイメージがある方はほとんどいないと思います。
服のシミ、落ちないシミ、そして顔のシミ。
今回のテーマは「顔のシミ」です。
「年を重ねるごとに濃くなって、新しいシミも増えてきた」
「シミのせいで一気に老けた気がする」
「自力で頑張っているけど、全然良くならない」
本日も全国のドラッグストアやデパートの棚には、シミ対策の市販薬や化粧品が目立つ所に並べられています。
SNS上でも新しいサプリやコスメの紹介記事が毎日のように更新されており、そのような状況を見ればいかに多くの方がシミに悩んでいるのかを感じずにはいられません。
大手化粧品会社DHCのリサーチによると、20~60代の女性の肌悩み第一位が「シミ」であったという結果も出ています。
そこで、シミは自力で消せるのか?
シミはどうやって防げば良いのか?
シミを治す方法について調べてみました。
そもそもシミって何で出来るの?
シミは、肌の内部でメラニン色素が過剰に作られ、沈着してしまう事で出来ます。
メラニン色素が作られるのは、肌を守るためです。それが過剰になってしまうのは、知らず知らずのうちに肌にストレスを与えてしまっているという事になります。
やがて肌は新陳代謝(ターンオーバー)を繰り返す事により、通常であれば約28日間で新しい細胞に生まれ変わります。
本来ならば、メラニン色素も古い角質と一緒に剥がれ落ちるのですが、何らかの原因により肌に残ってしまいます。
これがシミです。
シミになる原因になるものが以下の通りです。
紫外線
シミの主な原因といわれています。
長時間浴び続けると肌細胞の再生能力が弱まり、ターンオーバーが正常に行われなくなってしまいます。
そのため、メラニン色素が肌の内部に留まり、シミになります。
さらに紫外線は新しいメラニン色素の生成を誘発するので、肌の内部でシミ予備軍がどんどん増えていきます。
女性ホルモンの乱れ
特に女性は生理や妊娠、出産、更年期などで女性ホルモンのバランスが崩れやすく、メラニン色素の生成が促される事があります。
テレビCMでもお馴染みの「肝斑」は、紫外線だけでなく女性ホルモンの乱れも原因であるといわれています。
その他にも、精神的なストレスやカフェインなどの過剰摂取、虫刺されやニキビ跡の炎症、肌に負担のかかるメイクなど様々な原因があります。
シミは自力で消せる?
出来てしまったシミは自力で消せるのでしょうか?
結論から言えば、シミの種類によって違います。
主なシミの種類が、以下の通りです。
◆自力で消せるシミ
・紫外線、ターンオーバーの乱れ、ストレスによるもの
・ニキビ跡、虫刺されなどの色素沈着によるもの
・肝斑
これらのシミはターンオーバーを正常に整える事、生活習慣の改善などで対処できます。
主な方法を以下にまとめます。
スキンケアを見直す
シミは摩擦も原因の一つなので、
・こすり過ぎず丁寧な洗顔を心がける
・保湿ケアを十分に行う
・ピーリングを1週間に1回ほど行う(それ以上は多すぎるので注意!)
などのスキンケアが効果的です。
肌のターンオーバーを正常に戻し、メラニン色素を外に出しましょう。
また、以下の方法も重要です。
・日焼け止めを塗る
・日傘や帽子、サングラスを使って紫外線を浴びないようにする
なお、日焼け止めは室内であってもこまめに塗り直す事、季節関係なく塗る事も大切です。
日焼け止め自体も肌への負担が軽いものを選びましょう。
生活を見直す
ストレスや睡眠不足、カフェインなど刺激物の過剰摂取はシミだけでなくお肌の大敵です。
出来る限りの対処を心がけましょう。
なお、シミに効果的な栄養分として、
・ビタミンA(人参、ほうれん草など)
・ビタミンC(いちご、柑橘類など)
・ビタミンE(ナッツ類、アボカドなど)
・L-システイン(大豆、オートミールなど)
などがありますので、積極的に摂りましょう。
一方で、自力で消すのは難しいシミの種類が以下の通りです。
◆自力で消せないシミ
・そばかす
・加齢によるもの
そばかすの原因は遺伝によるものが多いため、スキンケアや生活習慣の改善だけでは消す事が難しく、それは加齢によるシミも同様です。
これらを完全に消すには、美容クリニックや皮膚科での治療が必要になります。
病院での治療方法としては、主に、
・医薬品の処方
・クリームなどのドクターコスメの処方
・レーザー治療
・ケミカルピーリング
・イオン導入
・注射、点滴
などがあります。
レーザーやケミカルピーリングは病院ならではの治療法です。
お値段は少々高いですが、無料でカウンセリングを受け付けてくれるクリニックもありますので、話を聞いてみるのも良いかと思います。
病院で処方される医薬品は市販薬よりも有効成分の含有量が多いため、より高い効果が期待出来ます。
現在はインターネットの普及により医薬品を個人で購入する事も可能ですが、副作用が起こる場合もありますので一度皮膚科に行く事をおすすめします。
シミとは違いますが、私自身顔のニキビに悩まされていました。
セルフケアに限界を感じ、病院で薬を処方して頂く事に。
ところが薬を塗った所が熱を持って真っ赤に腫れてしまいました。
お医者さんに聞くと例外的に副作用が出るという事で、副作用を抑える薬をもらい、結局ニキビの薬は断念しました。
最近は少しネットで調べればどんな成分が有効なのかすぐに分かりますが、私のように副作用が起こる場合もあります。
もしもあの時個人で調べて手に入れていたら。
今思えば怖いです。
もう一度書きますが医薬品を試したい時は病院で処方してもらいましょう。
市販品は効くの?
最初にも書きましたが、現在は市販薬や化粧品も多く販売されています。
美白成分として主に知られているのは、
・L-システイン
・ビタミンC誘導体
・アルブチン
・トラネキサム酸
・プラセンタ
などがあります。これらの成分の働きは以下が主です。
・メラニン色素の生成を抑える
・肌のターンオーバーを促進する
・美白
・肌を外部ストレスから守る
医薬品でもこれらの成分が入ったものが処方されますが、医薬品の方が成分をより多く配合する事が出来るので、市販薬よりも効果が期待されます。
しかしその分副作用の危険も増します。
市販薬に医薬品ほどの効果は期待出来なくても、自力で消せるシミであれば効果を発揮してくれると思います。
シミを防ぐ方法は?
現在シミに悩んでいない方でも、常日頃気を付けていなければ肌の内部にシミ予備軍が増えてしまいます。
それらは表にまだ出ていないだけで、放っておくと肌の表面に出てきます。シミに悩まないために、今のうちからシミ予防をしておきましょう。
方法としては、シミを消す方法を今から習慣に加える事です。
・丁寧なスキンケアを心がける
・正しい生活習慣を身につける
・市販薬(サプリなど)で栄養を補給する
サプリなどは食生活だけで十分に摂取出来ない栄養分を補充してくれますので、自分に合ったものを探して積極的に摂取する事も一つの方法です。
さいごに
最後にもう一度シミを消す方法、防ぐ方法についてまとめます。
シミを消す方法
・スキンケアを見直す
・生活を見直す
・病院で治療してもらう
・市販薬を試す
シミを防ぐ方法
・丁寧なスキンケアを心がける
・正しい生活習慣を身につける
・市販薬(サプリなど)で栄養を補給する
シミが出来るのは、外部の刺激から肌を守るために細胞が頑張って戦った証拠です。
自分の体をいたわりながら、生活のリズムを崩さないように毎日を過ごしたいですね。
最後になりますが、私の一押しコスメとして「アンプルール」をご紹介します。
良ければ参考程度にご覧ください。
「アンプルール」は、ハイドロキノンという美白成分を配合しています。
ハイドロキノンは、ビタミンCやアルブチンなど市販品によく使われる成分と比べて10〜100倍の美白効果があります。
ただ、効果が強過ぎるため副作用が起きる事があり、2001年までは医師の処方が必要でした。
「アンプルール」はハイドロキノンを特殊製法で2種類に分け、肌への刺激を抑えながら出来ているシミにアタックする「新安定型ハイドロキノン」、未来のシミを防ぐ「ハイドロキノン誘導体」の両方を配合しています。
自力で消せるシミにもしっかり対応していますので、市販品として使用するのも良いと思います。
ハイドロキノンの規制は現在緩和されており、他にも通販などでハイドロキノン化粧品が簡単に手に入れられる時代です。
「効果が高いとはいえ、いきなり使うのはなかなか気が引ける…」
そう感じた方は、トライアルセットを試してみると良いです。
少量を肌につけてみて、肌に負担が無いか確かめてみる良い機会だと思います。
商品の詳しい説明やトライアルセットに関する情報は公式サイトで確認出来ますので、下記のリンクから是非覗いてみてください!