「スキンケアもしているし、食生活も偏っていない。
睡眠だってしっかりとっている…。
なのにどうして私の肌、こんなに荒れているの…??」
もしかしたらその原因、枕かもしれません。
毎日使っている枕には雑菌がたくさんついており、肌荒れに直結するって知っていましたか?
ここでは枕と肌の密接な関係についてご紹介します。
枕の雑菌について
毎日使用している枕には、常にたくさんの雑菌が付着していて、なにもしなければ日に日に増えていきます。
特に以下の3つに1つでも当てはまれば要注意です。
・髪の毛をしっかり乾かしていない。
・枕カバーを頻繁に替えていない。
・お風呂に入らずに寝てしまっている。
枕につく雑菌の原因は、主に寝ている間に分泌される汗や皮脂。
特に睡眠中は体温が上昇するため、汗や皮脂が出やすいとされています。
また、人間は寝ている間にコップ1杯もの汗をかくといわれています。
これは適正な睡眠をとろうとする人間の体の生理現象です。
その汗や皮脂のほかに、スキンケアで使用した化粧水や乳液なども枕に付着し、それが酸化して、ダニのエサになり、菌が繁殖します。
特に気温や湿度の高い季節には菌がどんどん増殖していきます。
菌がついている枕カバーやシーツで寝ていると考えると、ゾッとしますよね。
結果として、枕の表面に付いた雑菌が肌に触れることで、炎症が起こり肌荒れが発生してしまいます。
あなたは大丈夫?うつ伏せで寝ていませんか?
うつ伏せや横を向いて寝ている人は要注意。
顔と枕が密着していると、通気性が悪く高温多湿の状態が続き、雑菌が繁殖しやすい状態になります。
枕の表面に付いた雑菌が肌に触れることで、炎症が起こり肌荒れが発生してしまうのです。
また、毛穴が塞がれて皮脂を排出できなくなることや、繊維による刺激も肌荒れの原因になります。
うつぶせ寝は枕に顔を押しつけて寝ることになるため、なるべく避けるようにしましょう。
きれいな枕を保つためには?
まずは枕を清潔に保つために、枕カバーは毎日取り替えるようにしましょう。
枕カバーの素材を知って、何が自分に合うか見極めましょう。
コットン(綿)
高い吸水性で下着やインナー、Tシャツなど水分を吸収する物によく使われています。
また、やわらかい肌触りのコットンは、肌に優しく刺激が少ない特徴があります。
肌の弱い方や、肌の敏感なお子様にも安心して使うことができます。
水に強いことで洗濯しても平気で、何よりも使い回しが効くのが特徴です。
シルク
つるつるとしたなめらかな肌触りでとても気持ちよく、光沢があります。
またシルクは、天然繊維で作られており、人の肌と同じたんぱく質でできているため、肌に対する刺激が少ない特徴があります。
さらに、コットンの1.5倍ほどの吸湿性と放湿性を兼ね備えており、ジメジメすることなく常に快適に使用できます。
また、静電気が起こりにくく、ゴミや、ほこりが付着しにくいメリットもあります。
タオル地
タオル地は、一般的にパイル地で作られています。
小さな糸がループ状でぎっしり並んでいるのがパイル地の特徴です。
吸水性に優れており、汗っかきな方に最適な生地です。
ふんわりとした手触りで優しく肌が弱い方にも安心して使えます。
また、通気性にも優れており洗濯後もすぐ乾きます。
ガーゼ
コットンを漂白して目のあらい平織りを施した柔らかい生地を指します。
吸湿性がよく、通気性にも優れており、乾きやすいです。
また、ガーゼ生地は肌にも刺激が少なく、薄手で軽量のため、かさばらないという特徴もあります。
ガーゼ生地には、生地を何枚も重ねたものがあります。
何枚も重ねることで、いくつもの層に空気を含むため、ソフトでふっくらとした肌触りになります。
また生地を重ねた数だけ丈夫になり、長持ちする特徴があります。
リネン(麻)
夏のイメージが強いリネンですが、単に涼しい素材というわけではありません。
コットンのおよそ4倍ほどの吸水性があり、汗をかいてもべたつき感がありません。
そのため、快適な肌触りを持続します。また、通気性が良く発散性にも優れており、洗濯後もすぐに乾きとても使いやすい生地です。
天然繊維の中で最も丈夫といわれているリネン生地は、水分を含むと繊維が膨張し密着度が増すことにより、さらに丈夫になります。
そのため洗濯しても傷みにくく、洗濯することに気を使う必要がありません。
また、使い込むほど質感が柔らかくなり、光沢がでてきます。
汚れが付きにくい特徴もあり、清潔に保つことができます。
しかし、毎日わざわざ枕カバーをはずして取り付けて…と考えると面倒な方もいらっしゃいませんか?
そこでおすすめなのがタオルを敷いて、毎日取り替えるというもの。
もちろんタオルの素材にも、着目してくださいね。
これだと手軽で続けられませんか?
まとめ
肌荒れの改善のためには枕の清潔さがトラブルしらずにつながってきます。
トラブルしらずの健康な肌になるためには、
正しいスキンケア
正しい食生活
正しい睡眠
に加えて、枕カバーの交換も視野に入れてみてください。