小さい頃からのそばかすに今もなお悩みを抱えているあなたへ
「このそばかすはいつか消えるのだろうか」
小さい時から気にしていたそばかすが、思春期である中学生頃に色が濃くなり目立つようになる。
思春期といえば、恋や自分の外見に興味を持つようになる時期です。
思春期に、そばかすが目立つようになると、
「かわいい化粧をしたいのに、そばかすがあるからかわいくなれない」
と、悲しい気持ちになってしまいますよね。
親からしても、かわいい我が子がそばかすに悩み辛い気持ちでいることに、悲しくなります。
実際に、中学生の女の子やそのご両親から、そばかすに対する悩み相談があります。
今回、そばかすについて知り、今後そばかすはどうなっていくのか、そばかすを濃くしないための対策はあるのかを知るために、
1. そばかすとは何 ~シミの種類について~
2. そばかすの予防 ~紫外線対策について~
3.そばかすが消えない場合の対策 ~①レーザー治療~
~②ハイドロキノン配合化粧品~
~③メイクでそばかすをいかす方法~
を、お伝えしていきます。
1.そばかすとは何
そばかすとは、シミの一種です。
シミと聞くと、30、40代になって出てくる茶褐色の丸いものをイメージすることが多いかと思います。
しかし、実はシミの中にそばかすが含まれるのです。
シミにも色々な種類があります。
まずは、シミの種類をご説明します。
シミには、老人性色素斑、肝斑、そばかす、炎症後色沈着というものがあります。
それぞれについてお伝えします。
老人性色素班
老人性色素斑とは、シミの中で1番多いものです。
30、40代にでき、早い人で20代にできる人もいます。
茶褐色で、濃いものから薄いものまで様々です。
境界線ははっきりとしており、丸い形のものが多いです。
老人性色素斑の原因として、紫外線があります。
私たちは、日々紫外線を浴びて生きていますが、長年浴び続けた紫外線により、メラニン色素が蓄積され、シミとして目立つようになるのです。
本来であれば、メラニン色素が生成されても、ターンオーバーによりメラニンは排出され、日焼けとして一時的に黒くなったとしても、肌状態はもとに戻ります。
しかし、加齢や肌状態の変化に伴い、正常なターンオーバーがなされず、シミができるのです。
ターンオーバーは、年齢により変わり、10代では20日、20代では30日、30代では40日、40代では50日、50代では70日、60代では100日にもなります。
健康的な肌のターンオーバーは30日と言われています。
子供はケガや傷ができてもすぐに治る記憶があると思います。
しかし、10代、20代までは傷ができてもすぐに治っていたけど、30代を過ぎると、急に傷の治りが遅くなったような気がする。
肌のターンオーバーが関係していたのですね。
シミも同様で、年齢を重ねるごとに肌に蓄積されていくのです。
肝斑
肝斑は、左右対称にできるという、老人性色素斑との違いがあります。
また、頬にでき、境界線は不明瞭でぼんやりとしています。
紫外線により悪化はしますが、妊娠、出産や、避妊薬(ピル)など、ホルモンバランスによるものが原因と考えられています。
そのため、女性の割合が圧倒的に多いです。
また、過度な肌刺激により肝斑が悪化すると言われています。
スキンケアや、洗顔時に優しく肌を触れる必要があります。
そばかす
そばかすとは、頬や鼻を中心に、薄茶色で数㎜の点がまばらに広がるものです。
首や鎖骨付近などにもそばかすができる場合もあります。
正式名称は‘’雀卵班(じゃくらんはん)‘’と呼ばれ、幼児期から薄く出現し、思春期になると色が濃く目立つようになります。
しかし、大人になるころには、徐々に目立たなくなると言われています。
そばかすは、白人に多く、日本人では、色白の人に見られます。
また、親にそばかすがあると子供に遺伝することが多い遺伝性のものです。
炎症後色素沈着
引用:銀座よしえクリニック
炎症後色素沈着とは、炎症の後に起こる色素沈着のことをいいます。
炎症とは、ケガやニキビ、火傷、湿疹などがあります。
炎症時は赤みがありますが、徐々に引いていき茶色く跡が残ります。
しかし、肌のターンオーバーにより、時間とともに消えていくのが一般的です。
1年以上経過したものに関しては、治療の対象となるため専門の病院を受診するなどの対応が必要となります。
ここまでで、シミの種類をお伝えしました。
シミの中にそばかすがあるので、そばかすもシミであるということが理解できたかと思います。
ここで、シミの代表的な老人性色素班とそばかすの違いが何かわかりましたか。
老人性色素班は、年齢を重ねるごとに今まで浴びた紫外線による影響が蓄積されてできる、後天性のものであるということ。
そばかすは、遺伝的な原因でできる先天性のものであるということです。
先天性のそばかすは、大人になる頃に目立たなくなるとお伝えしました。
しかし、大人になってもそばかすに悩みを抱える女性が多いのはなぜなのでしょうか。
実は、そばかすにも後天性のものがあるのです。
大人になるころに、そばかすが目立たなくなるからといって、老人性色素班と同様に長い期間紫外線を浴び続けていくと、そばかすの色が濃くなり、消えにくくなります。
つまり、大人になる頃にそばかすを目立たなくさせるためには、紫外線対策が大切になってくるということです。
2.そばかすの予防
紫外線対策
次に紫外線対策についてお伝えします。
紫外線とは
紫外線とは何かというと、太陽光の一種です。
波長により、紫外線、可視光線、赤外線に分類されます。
紫外線は目に見える可視光線よりも波長が短く、UV-A、UV-B、UV‐Cに分けられます。
紫外線が肌に影響を与える力が強い順にABCと並んでいます。
UV-Aは、屋内でも雲や窓ガラスを通して肌に到達します。
また、すぐに肌が赤くなるわけではなく、徐々に肌に影響を与え、肌を黒くさせます。
UV-Aの紫外線を浴び続けると、シミやシワなどに影響があります。
UV-Bは、海などのレジャーなど屋外での活動で多く浴びるものです。
肌に炎症を起こさせ、短時間でも肌が赤くなります。
UV-Bの紫外線は日焼けに関係してます。
UV-Cは、オゾン層に吸収されるため地表に到達はしませんが、オゾン層の破壊により人体に最も悪影響を及ぼすと言われている紫外線です。
引用:紫外線の基礎知識|KOSEの紫外線(UV)ケア|株式会社コーセー
しかし、紫外線はシミの原因となるため、よくないものと思われがちですが、大事な役割があります。
それは、ビタミンDを生成することで血中のカルシム無の濃度を維持し、丈夫な骨を作ることです。
ビタミンDが不足すると、骨がもろくなる‘’くる病‘’という病気になります。
そのため、適度に日光にあびることは大切なのです。
では、シミを作らないようにするためにどうすればよいのかということです。
紫外線を浴びることで、シミの原因となるメラニン色素が肌に残ります。
日焼け止めや、日傘、帽子・手袋などで、肌の露出を避け紫外線対策をした方が良いです。
日焼け止めの選び方の基準となる、SPFとPAとは何か
紫外線対策の中で日焼け止めがありますが、日焼け止めには様々なものがあります。
よく、SPFやPAと表記されていますが、先程お伝えした、UV-AとUV-Bが関係してきます。
SPFはUV‐B‐の紫外線をどのくらいの時間予防できるかを示した数値で、10~50の数値で示しています。
数値が高いほど、日焼け対策が万全だということです。
SPF1に対して20分日焼けを遅らすことができると言われており、SPF10では200分まで防止することができるという計算になります。
PAはUV‐Aの紫外線を防止するもので、PA+で表記されます。
+が多ければ多いほどUV‐Aの紫外線を防ぐことができます。
買い物などの日常生活では、SPF25、PA+程度で問題ありません。
しかし、屋外での活動やレジャーなどでは、SPF50、PA+++が必要です。
しかし、汗などにより日焼け止めが肌から流されてしまうため、こまめな日焼け止めの塗りなおしが必要です。
そばかすが先天性のものから後天性のものにならないように、紫外線対策がは重要です。
そばかすに悩みを抱えている本人であるあなたや、そばかすに悩みを抱えている娘をもつご両親には紫外線対策をしっかり行っていただく必要があります。
そばかすに対してコンプレックスを抱いているかもしれませんが、意外にも周囲の人はそばかすを気にしていない場合が多いです。
世界的に大ヒットしたディズニー映画‘’アナと雪の女王‘’のアナにもそばかすはありますが、ディズニープリンセスとしてとても人気がありますよね。
また、もしそばかすが消えないとなっても、そばかすを消したり、目立たなくさせる方法はあります。
3.そばかすが消えない場合の対策
そばかすが消えないからといって、悲観的になる必要はありません。
次にそばかすが消えない場合の対策を3つご紹介します。
①レーザー治療
そばかすが消えない場合の対策として、専門の医療機関に行きレーザー治療を受ける方法もあります。
表面の肌にできたシミであれば、1度のレーザー照射で効果は得られます。
レーザー照射後は、照射した部位に保護テープを貼る場合もあるため、テープを気にされる人もいます。
また、レーザー治療は2、3万円と高価であり、治療を受けるために受診する必要もあるため時間的にも困難である場合、スキンケアとしてハイドロキノンという成分が配合された化粧品を使用する方法もあります。
②ハイドロキノン配合化粧品
ハイドロキノンとは‘’肌の漂白剤‘’と言われており、シミに効果があると言われており、日本でも認可されています。
配合量が高いもになると医師の診察が必要となりますが、市販の化粧品でもハイドロキノンが配合されているものがあります。
アンプルール化粧品をご存知でしょうか。
有名美容メディアで支持を得て、エステ、専門医療機関での使用実績も多数あります。
ハイドロキノンの副作用として、赤みやかさつきなどが出る場合もあるため、まずは配合量が少なめのアンプルール化粧品から試してみるのも良いでしょう。
現在、30日間返金保証付きのトライアルキットが1500円で販売されていますので、試しやすい化粧品となっています。
こちらにアンプルール化粧品のサイトを載せてあります。
ぜひ、ご覧ください。
https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2C2JK2+19UECY+1G7Q+6MROI
③メイクでそばかすをいかす方法
もう一つご紹介したいのが、そばかすをいかしたメイクについてです。
韓国の女優さんが火付け役となり、日本でもそばかすメイクというものが流行っています。
そばかすがあると、ついついそばかすを隠したくなりがちですが、そばかすをいかしたメイク方法についてお伝えします。
ベースメイク
圧塗りではなく自然な素肌感を意識します。
化粧下地は、血色が良く見えるピンク系か、肌に透明感を出すパープル系の色味を選びます。
ファンデーションはパウダーファンデーションで薄く塗ると、ナチュラルに見えます。
アイメイク
外国人風にかわいい目元を意識するために、アイシャドウ、マスカラともに、ブラウンやオレンジ系の色味を選びます。
アイラインは目がきつく見えるため、チップを使い、濃いめのアイシャドウを目のきわにのせると良いでしょう。
チーク
血色を良くし元気なイメージを与えるためオレンジ系のチークを選択します。
頬に細長くいれ、鼻の上にもサッといれるのもかわいいです。
さいごに
自分のそばかすが今後どうなっていくのか不安なあなたへ。
そばかすは遺伝性の先天的なものであり、小さい頃から悩みを抱えていたかもしれません。
しかし、そばかすは、大人になると目立たなくなると言われています。
しかし、適切な対応を間違えると、目立たなくなるそばかすがかえって目立つようになる可能性もあります。
適切な対応とは、紫外線対策です。
日々の中で紫外線対策を行っていけば、そばかすを悪化させないことができます。
化粧の種類も多く、化粧品でそばかすをカバーする方法もあります。
また、服や髪型などおしゃれを楽しむ方法はたくさんあります。
悲しい気持ちにならずに、前を向いて過ごしていただけたらと思います。