また顎にニキビができた。
なかなか消えないんだよな。
触ると、痛い。
また、同じところにニキビ…。
赤く大きな顎ニキビ、化粧だと隠せないんだよな。
と繰り返す顎ニキビに悩まされる女性は多いです。
今回、顎ニキビができる原因、対策について知るために
1.思春期ニキビと大人ニキビの違いとは
2.顎ニキビができる原因とは
3. 顎ニキビをできないようにするためには
4. 顎ニキビができてしまった時の対策
についてお伝えしていきます。
1. 思春期ニキビと大人ニキビの違いとは
あなたは、思春期ニキビと大人ニキビの違いについてご存知ですか。
思春期ニキビと大人ニキビでは、ニキビができる原因やできる部位も異なります。
まずは、思春期ニキビと大人ニキビの違いについてお伝えしていきます。
①思春期ニキビとは
新生児は皮脂の分泌が多く、乳児湿疹と呼ばれる湿疹がでます。
2、3か月で落ち着き、学童期までは皮脂の分泌は落ち着いてきます。
しかし13~18歳頃の思春期になると、第二次成長期により、成長ホルモンや男性ホルモンの過剰分泌により、皮脂分泌が過剰となり毛穴が詰まりやすくなります。
ホルモンバランスが安定してくると、思春期ニキビは徐々に落ち着いてきます。
できる部位として、Tゾーンと呼ばれるおでこや鼻、こめかみや頬骨周囲など皮脂腺が多くある部位にできます。
対策としては、肌を清潔に保つために洗顔を心掛ける必要があります。
夏場は部活動などで多量の汗をかくため、肌を清潔にしましょう。
また、成長期でからあげなど脂肪分の多い食事を好む傾向がありますが、脂肪分の取りすぎや偏った食事バランスの見直しも必要です。
②大人ニキビ
20、30代以降にできる大人ニキビは、吹き出物と呼ばれることも多いです。
思春期ニキビの原因と同様に皮脂の過剰分泌により毛穴が詰まることもあります。
しかし、不規則な食生活、喫煙・飲酒、寝不足、ストレスなどにより、肌のターンオーバーが乱れ、古い角質が毛穴に詰まりできると言われています。
大人ニキビができる部位は、Uゾーンと呼ばれる顎や口周り、フェイスラインなど、皮脂腺が少ない部位にもできます。
引用:毛穴浮きを防ぐ!混合肌のベースメイクを徹底解説|hadato 美容のお悩み相談室part4 - hadato
引用:思春期ニキビと大人ニキビは原因が違う? | ハイチオール【エスエス製薬】 (ssp.co.jp)
2.顎ニキビができる原因とは
次に、大人ニキビができる原因について詳しくお伝えしていきます。
① 生理周期におけるホルモンバランスの変化
女性は、毎月定期的に起きる生理があります。
この生理も、周期によりホルモンバランスが変わります。
生理中に大きく関わるホルモンとして2つあり、エストロゲンと呼ばれる卵胞ホルモンと、プロゲステロンと呼ばれる黄体ホルモンです。
エストロゲンは美肌ホルモンとも呼ばれ、肌に潤いやツヤを与え女性をきれいにするホルモンです。
エストロゲンは排卵前に分泌量が多くなるため、基礎体温が高温期に入るまでは肌の調子が良いことが多いです。
プロゲステロンは、男性ホルモンと似ているところが多く皮脂分泌を促します。
そのため、ニキビの原因となる、毛穴のつまりを助長してしまいます。
このプロゲステロンは、排卵後に徐々に分泌量が増えていくため、基礎体温が高温期になると、顎にニキビができるなど、肌荒れが見られます。
引用:生理痛が当たり前だと思ってたら大間違い!実はもっと怖い病気が隠れていることも・・ (macrobiotic-daisuki.jp)
② 乾燥による肌のバリア機能が低下
加齢とともに、肌の水分量が低下し乾燥しやすい肌となります。
乾燥の原因として、肌への過剰な刺激もあります。
‘’肌を清潔にしないといけない‘’と、洗顔時のゴシゴシ洗いは肌への刺激となります。
泡立てネットなどを使用して、よく泡立てや洗顔顔料で、優しく肌の汚れをとる必要があります。
また、女性はメイクをする機会が多く、ニキビができたからとついつい厚化粧になり毛穴を詰まらせてしまう可能性もあります。
ポイントメイクを意識してニキビから視線を逸らしたり、油分の少ない化粧品を選ぶのも効果的です。
③ ターンオーバーの乱れ
加齢や睡眠不足、ストレス、食生活の乱れにより、肌のターンオーバーが乱れていきます。
本来であれば肌は28日周期で新しく生まれ変わると言われていますが、ターンオーバーが乱れることで、生まれ変わりの日数が増えていきます。
そのため、肌の角質が溜まっていき、毛穴に皮脂が詰まりニキビができやすくなるのです。
3.顎ニキビをできないようにするためには
①生活習慣の見直し
睡眠不足はお肌の大敵という言葉を聞いたことがありますか。
夜間の睡眠中に成長ホルモンが分泌されます。
水分を保持するためのコラーゲン生成や、肌の弾力を維持するためのヒアルロン酸の生成を促す働きがあります。
この成長ホルモンは、眠りに入ってから3時間経過した頃に多く分泌されます。
また、ただ寝るだけではなく、良質な睡眠をとることが大切と言われています。
寝る前に携帯やTVを見ながら寝ると、脳の眠りスイッチが入りにくく、良質な睡眠への妨げとなります。
寝る前に温かい飲み物を飲んだり、簡単なストレッチやマッサージにより血流を促すなども効果的です。
② 肌に強い刺激を与えない
先程もお伝えしましたが、洗顔時のゴシゴシ洗いは肌への刺激となります。
泡立てネットでよく泡立ててから、優しく肌に洗顔料をのせるのが良いでしょう。
また、温度の高いお湯でのすすぎ洗いは、肌の乾燥に繋がるため、ぬるめのお湯でのすすぎが大切です。
あとは、紫外線対策も大切です。
紫外線により、肌が乾燥し、ターンオーバーの乱れにも繋がるため、日常生活程度であれば、SPF20、PA+程度の日焼け止めで十分です。
③ 偏った食生活の見直し
偏った食生活により、現代人はビタミン不足と言われています。
さまざまなビタミンがありますが、ビタミンを摂ることは美肌へと導く効果もあります。
いくつかビタミンについてお伝えします。
ビタミンC
効果:メラニン色素の沈着予防、抗酸化作用
食材:ピーマン、ブロッコリー、キウイ、オレンジなど
ビタミンA
効果:肌に潤い・ハリを与える、ターンオーバーの促し
食材:レバー、豚肉、うなぎなど
ビタミンE
効果:抗酸化作用、ターンオーバーの促し
食材:ピーナッツ、アーモンドなど
顎ニキビができないように気を付けていても、できてしまう場合もあります。
次に顎ニキビができてしまった場合の対策についてお伝えします。
4. 顎ニキビができてしまった時の対策
顎ニキビが気になるからといって、ニキビを潰したり、触ると刺激となり、悪化します。
なるべく早く、顎ニキビを治すためには、専門の医療機関で診てもらうことがベストです。
専門の医療機関での対処法をいくつかご紹介します。
① 内服・外用薬
肌の炎症を抑え、ニキビの原因となる菌を落ち着かせるためにの内服薬や外用薬が処方されます。
② ケミカルピーリング
肌のターンオーバーを促し、肥厚した角質を取ることで、毛穴が詰まりにくい肌にすることができます。
③ イオン導入
イオン導入により、高濃度のビタミンを肌に浸透させることで、ニキビの炎症を抑制し、ニキビを効率よく落ち着かせてくれます。
④ ニキビ圧出
ニキビができてしまうと、気になり自分で潰してしまうことが多いかと思います。
専門の医療機関で、医療器具を使用して、肌に負担をかけずにニキビの膿を外に取り出し悪化予防できます。
さいごに
顎にできる大人ニキビがなかなか治らない、繰り返すことで辛く感じる女性も多いかと思います。
思春期ニキビと違い、さまざまな原因によりできる大人ニキビは手ごわいです。
しかし、過度なストレスはかえって大人ニキビを助長してしまいます。
日々の生活の中で可能なところから、大人ニキビができにくい肌を手に入れていきましょう。