コロナ禍でマスクをして過ごす日々が続いていますが、マスクを外してみると「私ってこんなにシミが酷かった!?」「新しくシミができている!」とお嘆きの方も多いのではないでしょうか。
少しでも思い立った時が始め時。
マスクを外して、綺麗と周りに褒められる肌になりたくありませんか?
シミの治し方ついて詳しくご紹介します。
シミができる原因
まずはシミができてしまう原因について説明します。
シミが発生する主な原因は紫外線です。
紫外線を浴びると肌は、メラニンという色素を形成します。
メラニンは紫外線を吸収することで肌への影響を最小限にし、肌を守る役割を担っています。
このメラニンは通常、約28日周期で新しい細胞に生まれ変わるターンオーバー(新陳代謝)にて皮膚表面に押し上げられ、古い細胞とともに剥がれていきます。
しかしターンオーバーが乱れてしまい新陳代謝が滞ると、本来剥がれ落ちるはずのメラニンも滞ります。
それが結果的に色素沈着、すなわちシミになってしまいます。
ターンオーバーが乱れる原因としては生活習慣の乱れ、ストレス、ホルモンバランス、乾燥、老化等が挙げられます。
シミの種類
シミは大きく分けて4種類あります。
自分のシミがどのタイプなのか確認してみましょう。
1.老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)
多くの人が考えるシミは、この老人性色素斑です。
淡褐色〜濃褐色の色素斑で、顔以外にも紫外線が当たりやすい手、前腕、上背等に多くみられます。
主に30〜40歳にでき始め、年齢を重ねるほどにできやすくなります。
2.雀卵斑(じゃくらんはん)
いわゆるソバカスです。
茶褐色の小さな斑点で、顔の頬あたりに多くみられます。
3歳頃からでき、このシミは遺伝性が強いといわれています。
3.肝斑(かんぱん)
妊娠や経口避妊薬により誘発や悪化するため、女性ホルモンバランスが関係して発生するといわれています。
薄い褐色で、頬に左右対称にできるのが特徴です。
30〜40歳頃に多くみられます。
4.炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく)
火傷、ニキビ、かぶれ等で肌が炎症を起こした後にできるシミです。
年齢や性別、部位を問わず発生しますが、時間と共に徐々に薄くなるのが特徴です。
ターンオーバーが正常に行われないと、濃く残る可能性があります。
雀卵斑以外の3つのシミは、セルフケアでの改善が期待されます。
シミを治す方法は?
「こんなことで本当に治るの?」と思われることが多いでしょう。
シミを完全に治すことは難しいですが、継続して行うことで効果は出てくるはずです。
自宅で簡単に行えることばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
1.紫外線対策
紫外線対策は、シミを治すのに欠かせないことです。
なぜ紫外線対策が必要なのか、詳しく説明します。
肌に影響を及ぼす紫外線には「UV-A」と「UV-B」の2種類があります。
「UV-A」は紫外線の約9割を占めています。
肌をゆっくり黒くし、シワやたるみの原因に。
雲や窓ガラスも通り抜けてしまうため、室内にいる時や曇りの日など、気付かない間に紫外線を浴びてしまっていることも・・・。
「UV-B」は多く浴びるとすぐに炎症を起こしメラニン生成を促すため、シミの主な原因となります。
そのため、少しでも紫外線を予防し肌への影響を抑えることで、シミ、そしてシワやたるみを防ぐことができます。
紫外線のピークは春から夏ですが、冬に0になるわけではありません。
真冬でも夏の半分程度にしか減少しないため、油断大敵です。
また私自身、「今日は雨降ってるから、日焼け止めはいらないかな」と思い、塗らない日も多くありました。
しかし調べてみると、曇りの日は晴れた日の6割、雨の日は2割の紫外線が降り注いでいると・・・。
そのため、屋内でも雨の日でも日焼け止めを塗るのを忘れないようにしましょう。
日焼け止めを塗ってしまうのを忘れがちな方は、スキンケアの最後の乳液をUVカット効果のあるものに変えるのも1つの手です。
2.正しいスキンケア
正しいスキンケアを行うことでターンオーバーを整え、肌内部のシミとなってしまったメラニンを排泄することができます。
洗顔はたっぷり泡で優しく洗い流す。
ゴシゴシ洗ってしまうとターンオーバーを乱すためNG!
序盤でお伝えした通り、乾燥もターンオーバーが乱れる原因になってしまうため、保湿はしっかりしましょう。
3.生活習慣を見直す
生活習慣を整えることによって、肌のターンオーバーが正常化し、メラニン排泄を促しシミを治すことに繋がります。
ですが、なかなか仕事等で毎日規則正しい生活を送るのは、難しい方もいらっしゃると思います。
なのでまずは、良質な睡眠を得れることから始めましょう。
体内時計は光によって左右されます。
朝に光を浴びて夜には強い光を避けることで、体内時計をリセットし正しくすることができます。
夜、布団に入ってから携帯を触ることを控えると、少し効果は現れるはずです。
また就寝1時間程前までに入浴して体の深部体温を上げ、体温が少し下がってきたタイミング、つまり副交感神経が働いているタイミングで眠りにつくのが効果的です。
4.栄養バランスを整える
栄養バランスを整えることも大事です。
シミを治すのに効果的な栄養素の代表は、ビタミンCです。
ではどれくらいビタミンCを摂取したらいいのでしょうか・・・。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、成人のビタミンC摂取推奨量は100mg/日とされています。
ビタミンC100mg/日と言われても、なかなか想像するのが難しいですよね。
レモンで例えると、レモン約5個分になります。
しかしたくさんの量、1日で食べるのは不可能に近いと思います。
ビタミンCが多く含有されているのは、主に緑黄色野菜や果物です。
1日3食の中でバランス良く摂取していくことが大事です。
他にもトマトに多く含まれるリコピンも、抗酸化作用があるため頼れる栄養素です。
結論
最後にまとめると、シミを治すのに必要な4つの大事なことは、
- 紫外線対策
- 正しいスキンケア
- 良質な睡眠を確保する
- バランス良く栄養を取る
です。
継続して行うことが、シミを治すのに重要なカギになります。
自信を持ってマスクを外せる、健康的な肌を目指しましょう!